琵琶湖のフィッシングシーンにおいて無くてはならないヘビーキャロライナリグ。
人気リグとあって各社から様々なシンカーが販売されていますが、その中でも一際目を引くのがリューギから発売されているビーツTGというキャロライナシンカーです。
長く伸びたチューブとバレット形状が特徴的なシンカーですが、いざ使用してみるとメーカー側の開発コンセプトがとても感じられ、かなり良いと思ったシンカーでしたのでインプレを書いてみたいと思います。
スペック
ウェイト | 入数 | 希望小売価格 |
5/8oz(17.5g) | 1 | ¥630 |
3/4oz(21g) | 1 | ¥720 |
1oz(28g) | 1 | ¥900 |
1個入りのくせになかなか良いお値段です。笑
スリ抜け性能が高いとはいえ、根掛かりの多いロックエリアなどでは使わない方が賢明かも知れません。
ボトムをしっかり掴むスタック感
私が初めてこのシンカーを使ったのは琵琶湖北湖にある和邇川沖なのですが、「ここの底質ってこんなだっけ❓」と混乱するほど、いつもとは違う引き感に驚きました。
このエリアの底質は砂地でキャロを転がしてもほとんど引っかかりは無いのですが、このビーツTGはほんの僅かな小石やボトムの変化にもシンカーがスタックしたのです。
キャロライナリグにおいて最もバイトの出るタイミングは2つあり、1つはシンカーがボトムに着底し、遅れてワームが自然に倒れ込む、いわゆるファーストフォールのタイミング。
2つ目はシンカーやワームを何かにスタックさせ、それをプンっと外すことでバスを反応させる「ハングオフ」のタイミングなのですが、ビーツTGはそのハングオフのキッカケとなるスタックを僅かな変化や障害物で作ってくれるため、単純に1キャストでのバイトチャンスを多く作ることができます。
スリ抜け性能をウリにしたシンカーは沢山ありますが、意図的にスタックを狙ったヘビキャロシンカーは聞いたことが無いので、これは良いなと感じました。
スリ抜け性は・・・正直わかりません。
パッケージ裏にはスリ抜け性も強調されていましたが、キャロが根がかるようなエリアでは使い込めていないので、スリ抜け性能はあまり体験できていません。※上にも書きましたが、良いお値段なのでロックエリアなどでは使いたくないのが本音です・・・。
ただ特徴的なチューブは根掛かり回避のためのパーツの様なので期待できると思いますし、今のところロストは一度もないので、根掛かりはしにくいとは思います。
対ウィードにはやや不向き
ポロポロと生えたウィードのツラや春先の新芽を狙う分には良いと思いますが、ある程度生い茂ったウィードを狙う際には引っ掛かりが強すぎるので個人的にはあまり向かないなと感じました。
逆にそのようなポイントではリザーバーシンカーなどをセットした三又キャロが最強かと思うので、適材適所で使い分けるのが良いと思います。
組み合わせているタックル
一応、自分が使用しているボート用のキャロタックルを紹介したいと思います。
ロッド:赤マッカ HUMRC-611MHST/RS
リール:20メタニウムXG
ライン:フロロ16lb
リーダー:フロロ12〜14lb
シンカー:ビーツTG5/8oz
赤マッカの611MHST/RSというソリッドティップが採用されたロッドを使っていますが、正直このシンカーに関してはチューブラーの方が使いやすいかも❓と感じるほどスタック感は強いです。
また、このタックルでキャロをする際にはこれまで3/4ozを基準に使っていましたが、ビーツTGはボトムをしっかりと噛んでくれるため、軽めの5/8ozを使用してもボトムを感じながら引いてこられます。
最後に
ボトムの僅かな変化を捉えるビーツTGは、変化の乏しい砂地のフラットエリアでは喰わせのキッカケを与えられますし、繊細の誘いたい春のプリメス狙いにもぴったりのシンカーです。
また、近年の琵琶湖のおかっぱりでは三又以外のヘビーキャロライナリグをしている方を見たことがないので、あえて昔ながらのキャロをやってみるのもアリかも知れませんね。
ではでは👋
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