冴掛 フェザータッチテクニカルをインプレ

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こんにちは、なっかむです。

今回は秋の数釣り用ロッドとして購入したハートランドのフェザータッチテクニカルのインプレを書いてみたいと思います。

このロッドを購入するキッカケとなったのは、8月に行った七川ダムのおかっぱり。

押入れからレベルディレクションを引っ張り出し、久々にスピニングで遊んだのですが、繊細な操作感とドラグのチリチリ音、そしてフッキングした際の重厚感が面白いとなり、それを追求したくなった結果このロッドになりました。

外観とスペック

モデル:6112ULRFS-SV AGS24【 冴掛 Feather Touch Technical 】
全長:6フィート11インチ(2.11m)
自重:58g
継数:2
ルアー重量:1/64~1/8oz
適合ライン(ナイロン):1.5~3lb
適合ライン(PE):0.15~0.4号
価格:88,000円

バスロッドでは見たことのないグリップデザイン。

個人的にはEVAよりもコルク派なんですが、これはこれでカッコ良く、特にリールシートの細身感が何とも言えません。ベイトモデルとは違ってシマノリールもちゃんと乗ります。

リアグリップはかなり細く、自分の薬指と同じぐらいの太さでした。

ただキャストする際はしっかり握れるので、グリップとしての仕事はちゃんとしてくれます。

個人的に好きなのは、このカーボンラッピング。一般的にスレッドと呼ばれる部分ですが、このロッドはカーボンクロスでガイドが固定されています。

これがいちいちカッコよく、所有感を満たしてくれるパーツです。

使用したインプレ

とにかく軽い🪽

エリアトラウトやアジングロッドでは50g台とかありますが、7フィート弱のバスロッドでの58gは完全に未体験ゾーン。

釣り場について竿袋から出すたびに軽ッ(笑)と思わずニヤついてしまいます。

ただそうなると組み合わせるリールも非常に重要。普段バスで使うような2500番リールでは全くつり合わないので、必然的に専用リールが必要・・・というか絶対に欲しくなります。

ハリがあるので操作性は良い

ティップに適度な硬さとハリがあるので、ネコリグやダウンショットなどリグを操作する釣りでも、穂先がお辞儀する事なく操作性は良かったです。

ヘラ竿にガイド付けました的な、柔らか過ぎて何をしているか分からないロッドだったら嫌やなと思っていましたが、そこはちゃんとバスロッドでした。

このお陰でピンセットで豆を摘むような繊細なアクションが楽しめます。

軽量リグが気持ちよく飛ぶ

公式動画やインプレ動画ではあまり飛ばない的なフラグが立っていましたが、全くそんな感じはしません。

極細のPEライン効果もありますが、アンダー3gの軽いリグが気持ちよく飛んでいきます。

快適に扱えるルアーウエイトはメーカー表記の通りで3.5gまでがベスト。このロッドではネコリグばかりしていますが、4インチのストレートワームに1.3gのネイルシンカーの組み合わせ(トータルで3g弱)が一番バランスが良く、少し重めの1.8gを刺すと少しだるい感じになります。

あとは出来るだけ細いラインを使った方がこのロッドのポテンシャルが出せそう。

自分はPEの0.3号で使い始めましたが、それでもロッドに対して少し太い感じがする時があるので、オープンエリアなら思い切って0.2号とかを使うのもありだと思います。

手元に伝わる超高感度

軽くて細いブランクスにカーボンラッピングで巻かれた小口径のAGSガイドが11個。さらに極細のPEラインの組み合わせなので、その感度は極上モノ。

このロッドでの釣行は計4回で、場所は琵琶湖北湖の岸よりにディープが隣接するエリア。

そこに1.3gのネイルシンカーをセットしたネコリグをキャストし、スイミングさせて狙いましたが、バスのコンッというバイトやブレイクにルアーがプンッと当たる感触が穂先からビンビン手元に伝わってきます。

バスフィッシングでここまでの感度は必要ないと思いますが、釣りを楽しむ道具としてはこれ以上ないロッドです。

小バスでも釣り味を楽しめるベントカーブ

アクションをする際はシャキッとしていますが、いざロッドを曲げ始めると美しいベントカーブを描きながらバットまでしっかり曲がります。

25センチのバスでもギュンギュン曲がるので、このロッドでの数釣りは本当に楽しく何匹釣っても飽きません。購入した最たる目的がこれで、特にフッキング時には脳汁が出ます。笑

逆を言えばパワーが無いため、大型の魚に走られるとひたすらのされ続けるロッドです。

冗談抜きで20cmのバスにすらウィードに突っ込まれるほど非力ですが、その非力感がなんとも言えない釣り味を演出してくれます。

リールは1000番台が好み

これは好みの問題ですが、自分は1000番リールとの組み合わせがベストセッティングです。

このロッドを買って最初に組み合わせたのは、以前エリアトラウト用に購入した23ヴァンキッシュの1000SSSPG。軽くてよく飛ぶので使い始めはとても良い感じでしたが、ローギア(4:4)過ぎてフッキング時や回収時に少しイライラ・・・。

そのイライラを解消すべく、次はエアリティSTSFの2000SS-Hを購入。自重が130gとヴァンキよりも軽く、ギア比も5.7と高いので巻き取りもスムーズ。

実際ロッドにセットして部屋でフリフリした際はもう完璧やと確信しましたが、いざ釣り場でラインを通して釣りをしてみると何か違和感を感じます・・・。

これを言葉にするのは難しいのですが、リールの主張が強すぎると言うか、ロッドがリールに負けている感じがして、ヴァンキッシュの1000番を使って感じた軽快感が失われた気がしました。

そして迷いに迷って、エアリティSTSFの1000S-Pを追加購入・・・。

ハンドルもファンネルというエリアトラウト用のカーボンハンドル(40mm)に交換し、より軽くて非力な方向に持っていくと、リールの存在感がほとんど無くなり、100%ロッドが主役のベストセッティングに。

もう何の不満も感じないベストタックルとなりました。

取り扱いにはとても気を遣う

とにかく軽くて繊細なロッドなので、取り扱いにはとても気を使います。

車での移動中、ポイントへ歩いて向かう最中、糸をガイドに通す際などは常に注意が必要。

アジングや磯釣りをする方であれば穂先の扱いには慣れていると思いますが、自分も含めてバスマンはロッドを雑に扱う癖があるので、それこそ羽を触るように優しく扱うのが吉。

あと根掛かりを外す際にも普段と同じようにロッドをバシバシ煽るのは危険で、ロッドを煽るのではなく、直接ラインを持って外す動作をした方が良いと思います。

キャスト時は周りに注意

上記と内容が被りますが、使っていて特に注意だなと思ったので書きます。

釣りをしていて、キャストをした際にルアーが後ろの木や草に引っかかってバックラッシュ!!と言ったことはバス釣りあるあるですが、このロッドでそれをするのは非常に危険。

極細のカリカリ竿&伸びの少ないPEセッティングなので、通常のバスロッドよりも折れる確率がとても高まります。

キャストをする際は周りに注意して・・・はこのロッドに限った事ではありませんが、普段よりもさらに意識した方が良さそう。

この価格帯のロッドが折れた時のショックは計り知れませんからね。

最後に

ダイワの最先端技術をフルに使った遊び竿は伊達じゃありませんでした。

要る要らない、好き嫌いはかなり分かれそうな竿ですが、このジャンルが好きな人にはドンピシャに刺さる1本だと思います。

ではでは👋

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