7月にスラスイ250でロクマルを釣って以降、完全にビックベイト脳になってしまいその状態で近所の釣具店へ。
たまたま店内全品10%オフのセールをしており、ふーんと思いながら各社の剛竿をフリフリ・・・。ボーナス月という事もあって勢いで購入してしまいました。
元々ビックベイトにはデイズの70Xを使っていて十分満足していたのですが、投げやすさや使い勝手はさすがシマノのフラッグシップモデルという感じ。
今回はそんな22バンタムの174XXH-SB/2(2023年モデル)のインプレを書いてみたいと思います。
スペックと外観
Bantam 174XXH-SB/2
全長 :7フィート4インチ(2.24m)
仕舞寸法:130.7cm
ガイド数:9個
自重 :197g
ライン :16〜35Ib(ナイロン・フロロ)
:MAX7号(PE)
ルアー :MAX300g(10oz)
まず特筆すべきはこの長ーーーーいリアグリップ。
測ってみるとシールシートの付け根(EVAの先端)からグリップエンドまで422mmもありました。現存のバスロッドではかなり長い部類に入ると思います。
リールシートはバンタムシリーズ共通のCI4+を搭載。
個人的にはやや短めのトリガーがとても握りやすく、終日使っても手が痛くならないので気に入っています。また、リールシートの高さも薄いので、手の小さな方でもグリップしやすいリールシートだと思います。
ガイドは全てダブルフットガイドが採用されていて、リングも大口径のものが付いています。
ロッドの継ぎ目は元ガイドのスレッド部に設けられており、シマノで言うところのロングティップワン&ハーフの設計です。
個人的には並継ぎよりもこの印籠継ぎの方が見た目的に好きなのですが、長く使っていると摩耗によって緩みやすかったり抜けやすいと言った症状が出ることがあるので、自分は購入時にフェルールワックスを塗布しました。
使用したインプレ
ロンググリップの恩恵でとにかく投げやすい
自分史上最も長かったスラングのハングアウトと比べてもこの通り。リールシートから下のリアグリップがとにかく長いです。
ただこのロンググリップが邪魔かと言われると全くそんな事はなく、6オンスを超えるビックベイトが軽い力で遥か彼方までぶっ飛んでいきます。
そして軽い力で飛ばせると言うことはその分、精度の高いキャストができるという事なので、例えばウィードパッチのキワや取水塔をタイトに狙うような釣りにもこのロンググリップは最適。とにかく重いルアーを乗せて運ぶようなキャストには最適なグリップ長だと思います。
思った以上にティップが良く曲がる
最大300g(10.5oz)まで投げられるロッドなのでブランクスはガッチガチかと思いきや、自分の投げた感じでは低〜中弾性の巻物竿をそのままゴツくしたイメージで意外としなやかなロッドです。※バットはガチガチです。
なのでキャストの際はルアーの重さでブンッと投げるというよりも、ロッドに乗せて飛ばすようにブーーーンと投げると気持ちよくルアーが飛んでいきます。
とは言え、メインで使っているスライドスイマー250をジャークする際にもティップが入り過ぎると言ったこともなく、ロッドを立てたり寝かしたりした状態でもキレのあるダートを演出できます。
あくまでも他のマグナムベイト用ロッドと比較するとよく曲がると言うだけで、パワー表記はXXHであることに間違いありません。
また、ティップがガチガチ過ぎないことで魚のバイトを弾きにくかったり、ファイト中に身切れを起こしにくい等のメリットもありそう。
上の写真のバスはバンタムに入魂させてくれた1本なのですが、フロントフックに皮一枚の状態でもバレずにキャッチすることができました。
実質7フィートクラスの操作感
ロッドの表記は7フィート4インチではありますが、グリップが長い分、ブランクスの長さだけをみると7フィートか6フィート後半のレングスしかありません。
なので表記ほどの長さは感じずに操作感はすこぶる良好。リーリングだけではなく、ロッドでのトゥイッチやジャークも行いやすくなっています。
既存のマグナムベイトは大体投げられる
メーカーのMAX表記が300gなので当たり前ですが、世間でビックベイトやマグナムベイトと呼ばれているルアーの大半はキャストすることが可能です。
自分はスライドスイマー250やバラム300をメインで使っていますが、オーバーヘッドによるキャストだけではなく、サイドキャストでのピンスポット撃ちでも不安なく投げられています。
関連動画
最後に
重量級ルアーのキャストのしやすさや高い操作性からボート・陸っぱり問わずに使いやすいロッドです。
玄人はもちろん、これからビックベイトを初めたいという方にも最適な1本だと思います。
ではでは👋
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