夢屋のウルトラストロングハンドルをインプレ

ビックベイトが飛躍的に扱いやすくなるパワー系のカスタムハンドル。

各社から様々なハンドルが発売されていますが、シマノリールには夢屋だろうと言うことでウルトラストロングハンドルを購入しました。使用感は非常によく、とても気に入ったのでインプレを書いてみたいと思います。

スペックと外観

名称：ウルトラストロングハンドル
品番：48mm（BH-1）
自重：63g
価格：¥12,000-

ウルトラストロングハンドルは48mmと55mmの2タイプが販売されていますが、自分は48mmを購入しました。

ちなみにこの48mmという表記が少しややこしく、ハンドルのセンターからノブのセンターまでの距離になります。なので他メーカーのハンドル表記で言うと48mmは96mm、55mmは110mmという感じです。

元々付いていたバンタムのハンドルと比較してみました。もはや別物ですね。笑

ノブをバラすとこんな感じ

ハンドルノブの中身はこんな感じ。プラスドライバー1本で分解可能です。

通常のハンドルと構造は変わりませんが、手前と奥のベアリングサイズが異なるのでそれだけ注意かなと思います。

ちなみに購入後すぐにバラした際はグリスでべっとりだったので、自分は一度脱脂をしてからオイルを差して回転重視にしました。ただ海水で使用する場合は防錆効果も期待できるグリスの方が良いと思います。

調整用のワッシャーやシムは不要でそのまま付けられる

シマノ（夢屋）が出しているカスタムハンドルと言うこともあってシマノリールとの相性は抜群。

自分は18バンタムMGLと22バンタムに取り付けましたが、ハンドルのガタ付きもなく、シマノらしいシルキーでノイズのない巻き心地がそのまま維持されました。

握りやすいノブ形状と質感がいい感じ

最近流行りのこの形状。結局突き詰めていくとこの形になるのかも知れません。

握りやすさは言わずもがなで、個人的に好きなのはノブの質感。ややしっとり感のある手触りで、手が乾燥しやすい自分でもしっかりとグリップすることが出来ました。

また日焼け止め用の手袋などをした際にも滑ったりすることは無かったです。

リーリングジャークではアクションのキレが上がる

リップレスビックベイトでは定番となったリーリングジャークですが、パワー系ハンドルを使用することでアクションのキレや動き出しの速さが向上します。

というのも、自重が63gもあるハンドルをグリっと回転させた際のトルクはノーマルハンドルの比ではありません。組み合わせるロッドにもよるのでしょうが、ルアーにチェイスしてきたバスを速さで騙したい場合には強い武器になると思います。

普通の釣りにはあまり向かないかも

まず普通の釣りってなに？という話になりますが、写真のようなバイブレーションやチャター、スピナベなどビックベイト以外の釣りのことです。

あくまでも個人的な意見ですが、ライト〜ミドルクラスの巻物やワーミングの釣りにおいて63gもあるハンドルの巻きトルクは必要なく、むしろ巻き感度や軽快感が下がってストレスを感じると思います。※逆に引き抵抗のあるアラバマやディープクランクなどにはめちゃめちゃ良いです。

もしハードベイトメインのタックルでカスタムハンドルに交換するのであれば、自分のおすすめは写真のイナーシャハンドル。カスタムハンドル界では先駆者的なハンドルですが非常に使いやすく、巻物メインのリールは全てこのハンドルに交換しています。

取り付け可能機種に注意

シマノリールであっても購入前には自分のリールに適合するかをしっかり確認することが必要です。

というのも、このウルトラストロングハンドルは48mmと55mmの2タイプが発売されており、タイプによってナット径が異なるので取り付けられるリールが違ってきます。

詳細はシマノの夢屋機種別取付一覧を確認してほしいのですが、自分が購入した48mm（BH-1）はアンタレスやバンタムなど一般的なバス用リールに取り付けられますが、55mm（BH-2）のタイプはカルコンの300以上や21スコーピオンMDなど大型ベイトリールにしか取り付けられず、その逆もしかりです。

この辺は製品紹介ページにもっとデカデカと書いておいて欲しいですね。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ビックベイトの操作に適したパワー系ハンドルは数多くありますが、自分はシマノリールしか使わんぜという方はもうこれ一択で良いんじゃないかと思うほど完成度の高いハンドルです。

価格も他のカスタムハンドルと比べればリーズナブルですし、比較的入手しやすい点も良いですね。

ではでは👋