私が琵琶湖に通い出して15年近く経ちますが、68cmを筆頭におかっぱりで最もロクマルを釣っているのが6月です。
春でも夏でもない中途半端な時期ですが、琵琶湖ではおかっぱりからロクマルがとても狙いやすい季節になります。
そこで今回は狙うべきエリアやその理由、この時期おすすめの釣り方を書いていきたいと思います。
なぜ6月にデカい魚が狙えるのか
琵琶湖の6月と言えば、バスが産卵を終えたアフタースポーン全盛期のタイミングで気難しい時期だと思われがちですが、自分は口を使わせやすい大型がシャローに最も多い時期だと考えています。
ただし1つ条件があって、それは北湖の湖西エリアに限るです。
まず湖西でのバスの産卵は、水深2〜3mの浜にある取水塔やゴロタなどいわゆるショアライン沿いで行われます。普段は沖のディープを回遊していてボートでしか狙えなかった魚が、この時期だけはおかっぱりで届くところまで接岸してくるんです。
だったらスポーニング真っ只中の4月や5月でもええやんと思いますが、ミッドスポーンと呼ばれる産卵直前のメスは非常に釣るのが難しく食性で喰わせるのは至難の技。※ペアリング中のネストを狙う釣りもありますが、あれは除外します。
ではどの状態の魚を釣るの❓となりますが、それは産卵直後のポスト〜アフタースポーンの体力回復のためにエサを喰いたくて仕方のない魚を狙います。
この状態のバスは理性よりも体力を回復するための食性が優っているため、普段は天才くんの超大型バスが意外なほどあっさりと口を使うタイミングなんです。
そしてこのポスト〜アフターの魚は沖のディープではなく、岸沿いの浜をフラフラ泳いでいる事が多いのが6月の湖西の特徴になります。
和邇川〜滝川河口までが実績大
例えば南湖や北湖東岸などは2〜3mの水深が沖まで延々続くことが多く、アフターの魚があれよあれよとルアーの届かない沖へリターンしてしまいますが、湖西はディープが岸沿いに隣接しているためにシャローの面積が狭く、一時的に魚の密度が濃くなるのが特徴。
とは言っても、湖西は広大で狙いどころが絞りづらいため、まずは河口(枯れていてもOKです)や小さな流れ込みを中心に回ってみましょう。湖西の河口周辺は年中釣れる定番エリアですが、この時期は特にオススメです。
場所的には和邇川〜滝川河口までのエリアが実績大。
この和邇〜滝川河口までのエリアは岸沿いにディープが隣接しているため、おかっぱりでもバスが狙いやすいエリアです。
釣り方はハドル系ワームの表層引き
シャローを回遊するアフターに対してとても実績の高い釣り方が、近年琵琶湖を圧巻しているi字形・・・ではなく小型ハドル系ワームの表層引きです。
この手のワームは何が良いかと言うと、テールがアンカー的な役目をするために波や風の影響を受けにくく、一定のスピードをキープしながら真っ直ぐに引いてこれる点。
i字系プラグの感覚でゆーっくり巻くだけでOKです。
イチオシはフィッシュアローのフラッシュジェイハドル3インチというリアル系ワームで、基本はマス針を下向きに抜い刺しをして使用します。
まずはワームの頭から5mmほど刺してフックを完全に抜きます。
そしてフックを抜いた3mmほど下から、再度フックのシャンク分だけを刺します。
そのままメインラインを引っ張れば縫い刺し完成です。この差し方はフックのアイがキーパーとなるため、ワームがズレにくいのが特徴です。※ 説明下手ですみません。
この縫い刺しはチョン掛けと違ってフックの重心がワームの真下にくるため、速巻きからデットスローまでワームがバランスを崩さずにまっすぐ泳ぎます。
フックはカルティバのバマスフック#4を良く使っています。
使用タックル
ロッド:ハートランド 冴掛レベルディレクション
リール:19ヴァンキッシュC2500HG
ライン:シーガーR18 完全シーバス グレー 0.6号
リーダー:シーガーグランドマックス 1.5号
この釣りにおいてPEラインは必須アイテム。
せっかく浮力のあるワームを使用しても、ラインが沈んでしまってはワームも沈んでしまいます。なのでPEラインに組み合わせるリーダーも1ヒロ(約1.8m)程度にしておくのがベストです。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は6月でのロクマル率の高い、フラッシュジェイハドルを使用した湖西の表層引きを紹介させていただきました。
6月に琵琶湖へ釣行の際は試してみてみてください。
ではでは。
コメント
コメント一覧 (5件)
めちゃくちゃわかりやすいブログで参考になりました。来年の5月から北湖西岸の浜(ひろすぎて場所がわかりません)自分で魚探がけしながら、探してみます。
琵琶湖大好きさん
コメントありがとうございます。
そう言ってもらえると書いた甲斐がありました。
湖西はだだっ広いのでポイント絞るの難しいですよね。
有名ですが、おかっぱりだとアクセスしやすいのは木戸川河口かなと思います。
釣り歩く場合は八屋戸方面が人気なんですが、個人的に松の裏方面の方が人も少なく実績もあるのでお勧めです。
良ければご参考まで。
とてもわかりやすい内容で参考になります。一つ質問なのですが、こちらの記事の方法で6月の大物を狙うにあたり、潮(大潮など)を意識した方が良いのでしょうか?釣れやすい潮などあれば教えて頂けると幸いです。
TKさん
コメントありがとうございます。
狙っているのは基本アフターの魚なので、潮回りを気にした事はないですね。
よく満月の日は夜にエサを喰っているので日中は釣れにくいと言われたりしますが正直謎です。
それよりも朝夕だったり風が吹き出すなどのタイミングの方が需要な気がします。
丁寧なご回答ありがとうございます。
タイミングを見計らってチャレンジしてみたいと思います!