ワイルドサイド/ WSC-G66ML・WSC-G68Mをインプレ

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こんにちは、なっかむです。

今回は春のクランクベイトやバイブレーションの釣りに愛用している、ワイルドサイド WSC-G66ML・WSC-68Mのインプレとグラスロッドの特徴なども書いてきたいと思います。

目次

ロッドのスペックと外観はこちら

MODEL  :WSC-66ML
自重   :140g
グリップ長:220mm
ウェイト :7~14g
ライン  :10~16lb
プライス :¥28,500-

MODEL  :WSC-68M
自重   :155g
グリップ長:225mm
ウェイト :7~21g
ライン  :10~16lb
プライス :¥29,000-

上が66ML、下が68Mになります。

フロントグリップとリールシートは全く同じですが、68Mの方がリアグリップが5mm長く設計されています。

リアグリップの先端はやや丸みを帯びたデザインです。

軽い力でグリップでき、ここを支点にサイドキャストなどもしやすいので気に入っています。

ブランクスはグラスと言えばのブラウンカラー。

落ち着きのあるお洒落なロッドになっています。

そもそもグラスロッドとは?

現在の支流であるカーボンロッドは、炭素繊維であるカーボン素材で作られていますが、グラスロッドは「グラスファイバー」というガラス繊維素材を使用したロッドになります。

グラス素材は柔らかくしなやかと言った特徴がありますが、カーボン素材と比較すると素材が重く、強度が弱いと言った側面も。

そのためグラス素材で竿の強度を確保するにはブランクスを厚く巻く必要があり、その分ロッドは太く重くなる傾向があります。ただし素材自体が柔らかいため、ブランクスを厚く巻いてもしなやかさが損なわれる事はありません。

グラスロッドのメリット・デメリット

メリット① 低水温期のショートバイトを弾きづらい

反発力が弱く、しなやかなグラスロッドは魚のバイトを弾きにくい特徴があります。

早春などにトリプルフックの付いたプラグを巻く場合、バスに喰い気はあるものの吸い込む力が弱く、カーボンロッドではバイトを弾いてしまう状況下においてはグラスロッドの独壇場です。

メリット② バラシにくい

低水温期ではグラスロッドを使用してやっと乗せたバイトも、リアフック1本掛かりという事は珍しくありません。

そんな辛うじてフックアップした状況下でも、低反発なグラスロッドは魚の動きに対して常にロッドが追尾し、フックに一定のテンションをかけ続けるのでバラシを極力減らす事が出来ます。

メリット③ ボトムを舐めるように引いてこれる

例えばハリのあるカーボンロッドでクランクベイトのボトムノックをした場合、ルアーがボトムの固いモノにヒットした瞬間にクランクベイトは左右に飛ぶようなアクションを起こします。

もちろんこのアクションが良い時もありますが、グラスロッドはルアーがモノに当たった際の衝撃をティップが吸収するため、ボトムやストラクチャーを舐めるようにルアーを引いてこれるメリットがあります。

メリット④ ルアー本来のアクションが出せる

グラスロッドはルアーのアクションに対してティップが入り続けてくれるため、ルアーにテンションがかかりづらく、そのルアー本来がもつアクションを最大限引き出してくれます。

特にクランクベイトなどはカーボンロッドで巻くよりも動きがワイドになるそうです。

デメリット① 自重が重い

これは慣れの問題もありますが、カーボンロッドと比較するとかなり持ち重りします。

そのデメリットを解消すべく、グラスコンポジットと言ったグラスの上から薄いカーボンシートを巻いたり、ティップのみグラス素材を採用したロッドなども登場していますが、個人的にこの重さもグラスロッドの味だと思って使っています。

デメリット② 魚を強引に浮かすパワーがない

反発力が弱く、しなやかなグラスロッドは魚のバイトを弾きにくい特徴がありますが、ブランクス自体にパワーがないため、障害物回りから強引に魚を引き離すといったパワーファイトには不向きになります。※グラスコンポジットは別ですよ。

デメリット③ キャストには慣れが必要

カーボンのようなロッドの反発力を使ったキャストがしにくく、ピンスポットを射抜くようなキャストには慣れが必要です。

これは練習あるのみだと思います。

デメリット④ ウィードに弱い

これはデメリットと言うべきか分かりませんが、ロッドに反発力がないのでウィードを絡める釣りには不向きです。

どちらかと言うとハードボトムやスタンプなど固いストラクチャーに対して威力を発揮するロッドになります。

春のクランクとバイブはこの2本でカバー可能

私は琵琶湖がホームフィールドなのですが、グラスロッドが旬な時期はいわゆる早春と呼ばれる2月末〜5月末頃までです。

理由としてはやはり魚の吸い込む力が弱く、グラスロッドを使用することでのキャッチ率向上が見込めるため。またこの時期はまだまだウィード自体が少なく、ロッドのパワーをそこまで必要としない時期でもあります。

そこで愛用しているのが、ワイルドサイドの66MLと68M。

春の南湖で多用するクランクベイトやバイブレーションの釣りはこの2本でほぼ網羅する事が出来ます。

WSC-66ML

日本で良く投げられる3/8oz前後のクランクベイトに最適な1本で、個人的にはワイルドハンチ専用ロッドと言っていいほど相性は抜群です。

私が良く扱うルアーは、ワイルドハンチ、ブリッツMR・DR、RTO1.5、DEEP-X100LBO、IXIシャッドなど。

南湖であれば、春先の赤野井や下物、葉山川周辺、北山田などのリップラップをショートキャストで撃っていく釣りに最適なグラスロッドです。

WSC-68M

66MLよりもパワーと長さがある分、やや抵抗のあるルアーに最適で、クランクであればRTO2.5・ゼルク・DX-FREE2.0・ワイルドハンチエイトフッターなどが気持ちよく引けます。

また68Mは早春のバイブレーションにも相性が良く、ブザービーターやラトリンジェッター、TN-60などをシャローフラットで引き倒す際にも重宝するロッドで、自分はキャスティングメインで使用することも多いです。

どちらかと言えば68Mの方が扱えるルアーの幅は広く、66MLで使用するルアーも使えなくもないため、琵琶湖メインでどちらか1本を選ぶのであれば私は68Mかなと思います。

グラスロッドでシングルフックのルアーはアリなのか?

インプレから話は逸れますが、グラスロッドの話になると結構この話題になりますよね。

ちなみにシングルフックのルアーというのは、スピナーベイトやチャターベイト、スイムジグなどになりますが、グラスロッドにはパワーがないので、シングルフックはフッキングしづらいと言われる事があります。

私もイメージ的にグラスではフックを貫通させにくい気がしますが、ジャックハンマーの使い手で有名なアメリカのブレットハイト選手は、チャターベイトにはグラスロッドを使用しているそうです。

こんな事言われると、ヘラクレスも欲しくなりますね。笑

ただグラスロッドとは言っても、レパードは俗にいうパワーグラス系のロッドになるので、今回のワイルドサイドの2本とは少しテイストの異なるロッドではあります。

個人的にシングルフックのルアーはカーボンロッドでガツンと掛けたいため、グラスロッドを使用する事はありませんが、気になる人は試してみるのも良いかも知れません。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

グラスロッドは1本でなんでも使えるロッドという訳ではありませんが、あると絶対に有利と言った場面は必ず存在します。

そんな中でも100%ピュアグラスを採用したワイルドサイドは、グラスロッドの真髄を体感できる貴重なロッド。本格的にグラスロッドの導入を考えている方には、是非検討してもらいたい2本です。

ではでは👋

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