こんにちは、なっかむです。
ベイトリールを購入する際に迷うのが、どのギア比を選ぶかだと思います。近年は空前のハイギアブームで、中にはギア比10なんてものもありますがそこは一長一短。
ギア比も高けりゃ良いっていうものではありません。
そこで今回は自分なりのギア比の選び方について書いていきたいと思います。
そもそもギア比とは?
ギア比とは、ハンドルが一回転する間にスプールが何回転するかの比率です。
例えば写真のバンタムは表記が6.2なので、ハンドル1回転に対してスプールが6.2回転することになります。
このギア比の数字が高くなるほどハンドル1回転で巻き取れるラインが増えるため、キャストしたルアーを早く回収することができます。
一般的にギア比は、ローギア・ノーマルギア・ハイギア・エクストラハイギアの4種類に分かれており、使用用途に応じたギア比を選ぶことで、その釣りをより快適にすることが可能です。
ギア比5〜6:ローギア
ギア比6〜7:ノーマルギア
ギア比7〜8:ハイギア(HG)
ギア比8以上:エクストラハイギア(XG)
ギア比による使い分け
ローギア(ギア比:5~6)
ハイギアが支流となり、最近では少なくなったローギアですが、ハードベイトやスイムジグなどの巻物にはローギアしか使わないといったアングラーも多く自分もその1人です。
まずローギアのメリットとして、巻き上げトルクが上がることが挙げられます。
これは引き抵抗の強いクランクベイトをハイギアとローギアで巻き比べてみると分かりますが、圧倒的にローギアリールの方が軽い力(巻き重りしない)で巻いてくることができます。
これによってルアーがボトムやウィードに触れた感触を感じやすく、かつ1回転の巻き取り量が少ないため、ボトムやストラクチャーに対してよりルアーをタイトに当てていくことができる訳です。
よくハイギアリールのメリットとして巻き感度の高さが謳われますが、そもそもスイムジグですら巻き重りをするため、巻き感度が高いと言われる点には少々疑問を感じています。
そしてローギアは巻きスピードを一定に保ちやすいため、スイムジグやアラバマリグにも最適です。
向いていないのは言わずもがなですが、撃ち物やワーミングの釣り。あとはハードベイトでもトップウィーターやジャークベイトなどの釣りにはローギアリールを使用するメリットがありません。
ノーマルギア(ギア比:6~7)
どちらかと言えば巻き物寄りのギア比で、ハードベイトがメインだけどワーミングもしたいといったシチュエーションに最適です。
また、ローギアリールだと巻き上げトルクが強すぎてルアーの振動を感じにくい場合は、ノーマルギアを使うことで抵抗の少ないルアーでも振動を感じながら巻いてくる事ができます。
ハードベイトメインのタックルならローギアかノーマルギアを選ぶのがおすすめです。
ハイギア(ギア比:7~8)
ワーミングがメインだけど巻物もしたいという方におすすめのギア比で、ハードベイトだとトップウォーターやジャークベイト、リップレスビックベイトのリーリングジャークなどでも使いやすく、巻き抵抗の比較的少ないルアーに適しています。
とは言え、ディープクランクなどよほど巻き重りしないルアーでなければ問題なく扱えるため、ハイギアは1台で何でもこなせる万能選手といった感じ。
ロッド1本で釣り歩くようなシチュエーションにも最適です。
さらに最近のシマノリールに限っては、インフェニティドライブというギアに負荷がかかった状態でも巻き重りしにくい新機構が採用されており、ハイギア=巻き重りすると言ったイメージは過去のものになりつつあります。
エクストラハイギア(ギア比8以上)
ラインを巻き取るスピードが速いため、カバー周りの撃ち物やワーミングの釣りにおいて圧倒的なアドバンテージを得られるギア比です。
最近流行りのノーシンカーのボトムジャークなどの釣りにも最適で、リールを回収機として使用する釣りに向いています。
また、ハイギアリールと同様にS字系ビックベイトやトップウォーター、冬のメタルバイブなどハードベイトでも巻き上げトルクをあまり必要としない釣りにも最適。
最近ではギア比10なんてリールも販売されており、ベイトリールのハイギア化はどんどん加速しています。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はベイトリールのギア比について書いてみました。ただギア比の考え方は釣り人によって千差万別で、例えばスイムジグにはハイギアしか使わないと言った方も沢山いますしその逆も然りです。
自分が見たり聞いたりした話、プラス自身の経験も含めて書きましたので、その辺はご了承ください。
ベイトリールを購入する際の参考にしてもらえると幸いです。
ではでは👋
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