こんにちは、なっかむです。
少し前にバンタム174XXHのインプレを書いたばかりなのですが、ギラギラコウゲキを購入したのを皮切りにもっと硬いロッドが欲しい・・・となり、サイドワインダーのストロングジャークを購入しました。
そこからは毎釣行みっちり使い込んだので、ロッドのインプレを書いていきたいと思います。
スペックと外観
モデル :HGC-71XXX STRONG JERK
レングス:7フィート1インチ
ガイド数:8個
ルアー :〜1.5kg
ライン :〜50lb
価格 :¥75,900-(税込)
グリップの全長は約60cmと非常に長く、セパレートも見た事ないほど極太。ただこの長さのお陰で300gを超えるマグナムベイトも軽い力でキャストする事ができます。
グリップエンドはラバーグリップが採用され、握りやすく滑りにくい設計。
日焼けや防寒の手袋をはめていてもしっかりと握れます。
バスロッドでは見たことがない大口径ガイドが8個付いています。この大型ガイドのお陰でスナップを付けた状態でもガイドにラインを通せるので個人的には気に入っています。
使用したインプレ
これ以上はないと思える硬さ
メーカーのHPには、ストロングマインドのトルクはそのままにティップをややマイルドな味付けに・・・的な事が書かれているので、実はそこまで硬くないんじゃない?と思われる方が居るかも知れませんがご安心ください。
写真のようにスラスイ250(6.2oz)程度ではピクリともしません。
次に専用ロッドと言っても過言ではないギラギラコウゲキ(330g/11.6oz)をぶら下げてみてもこの通り。
さすがに多少曲がりはしますが、この重さのルアーですらロッドを曲げずにキャストができるので余裕を持ってマグナムベイトを飛ばす事ができます。
マグナムベイトを精度良くキャストできる
300gを超えるルアーでも余裕を持ってキャストができるので、その分キャストの精度が向上します。
さすがに2万円を超えるプラスチック製ルアーを取水塔や橋脚めがけてキャストするのは気が引けるのであまりやらない(その場合はソフトシェルのスラスイ250を使ってます)のですが、水面まで生えるウィードパッチの5m奥に投げて際や隙間を通すみたいなキャストではロンググリップ&ショートレングスの恩恵も合間ってスパスパ決まります。
さらにバスがヒットして竿がのされると言った心配がないため、複雑なカバーであってもガンガン攻められるのもメリット。仮にウィードにルアーが引っかかってもロッドを軽く煽るだけで綺麗に抜けてくれるので、ポイントを潰さずに再トライができます。
しっかり遠投も効く
有効レングスが短いのであまり飛ばないのでは?と思うかも知れませんが、垂らしを長めにとってしっかり振り切ればスラスイ250がバビューン⤴︎と飛んでいくので、オープンウォーターで遠投が必要なシチュエーションでも問題なく使えました。
投げ比べた訳ではありませんが、8フィートクラスのロッドと比べて飛距離が落ちる気はあまりしません。それよりもショートレングスによる操作性だったり、1日投げた際の疲労感を考えると7,1フィートはベストな長さではないかと思います。
リーリングジャークがキレッキレに
ストロングジャークの真骨頂であるS字系マグナムベイトのダートが笑ってしまうほどキレッキレに。
基本的にジャーク自体はリーリングの操作で行うのですが、ルアーの抵抗を受け止めるロッドが硬いのでルアーの初速(動き出し)が格段に早くなります。
自分はデイズ70X→バンタム174XXHと使ってきましたが、この手の釣りにおいてロッドは硬いに越したことはないと感じました。
終日投げ倒すと翌日の仕事に影響あり
ストレスなくマグナムベイトがキャストできるので、調子に乗って1日や2日投げ倒していると翌日は筋肉痛と全身の疲労感がやばいです。特にキャストをする利き腕と腰の痛みがひどく、翌日の仕事は全くもって身が入りません。。。
まぁタックルとルアーを合わせて1kg近い重さの物を終日振り回すので、筋肉痛になるのは当たり前。もはや筋トレに近いと思います。
普段から鍛えていたり体を動かす職業の方は問題ないと思いますが、日頃から全く運動をしていないデスクワークおじさんは覚悟してください。笑
現行リールならタトゥーラTW300・400かカルコンMDで決まり
この手のロッドに組み合わせるリールとなると、頭に浮かぶのは数える程しかありません。
1つは開発者の奥村氏も愛用しているダイワの21タトゥーラTW300と400。そして写真の23カルカッタコンクエストMDです。
リップレス系ジャイアントベイトの釣りで求められる性能と言えば、太糸をしっかり巻けるラインキャパシティ(自分はフロロの10号を巻いてます)やハンドル1回転で多くのラインを巻き取れる高いギア比、あとはリールの剛性感などだと思いますが、この2機種はその点をしっかりとクリアしています。
個人的には剛性感があって巻き心地も最高なコンクエストMDがお勧めですが、どちらを購入しても満足度は高いと思います。
尻手ベルトとロープは付けておくと安心
インプレとは関係ありませんが、マグナムベイトをキャストするロッドには海用の尻手ベルトとロープを取り付けることをお勧めします。
というのも以前スラスイ250を投げていてバックラッシュをした際にロッドごと湖にぶん投げてしまった経験があるからです。
幸い水深の浅いシャローだったのですぐに回収できましたが、ビックベイトを投げていてラインがロックした際の衝撃は相当なもので、かなり強く握っておかないと竿ごと持っていかれます。
後悔したくない方は付けておきましょう。
最後に
S字系マグナムベイトの釣りにハマってしまうと、ロッドが硬いことによる優位性がどんどん分かってくるので、それなら市場にある一番硬いロッドを買ってしまえと思い購入(ストロングマインドは実物振って10分悩んだ末に却下・・・)しましたが、使い込むほど「やっぱりロッドは硬い方が良いわ!」を実感させてくれるロッドでした。
これから10ozを超えるようなリップレスジャイアントベイトをやりたいと考えているのであれば、中途半端な硬さのロッドを購入するよりも最初からこの手のロッドを購入した方が結果として将来的な出費は抑えられると思いますよ。
ではでは👋
コメント